2015.12.12 賢島
- 公開日
- 2015/12/12
- 更新日
- 2015/12/12
校長室から
今日は、賢島に来ました。初めて訪れました。
来年2016年に行われる「第42回先進国首脳会議(サミット)」の舞台が賢島です。これは、自分の目で確かめておかないと、というものです。
志摩市のホームページを見ると、「賢島の概要と沿革」を見ることができます。
「賢島」という名前は、海を挟んだ本州とはわずかしか離れておらず、潮が引けば歩いて渡れることから「徒(かち)」で渡れる「徒越え(かちごえ)山」と呼ばれ、それが訛って「かしこ山」「かしこ島」と呼ばれるようになったのだとか。そして、昭和4年(1923年)に、鉄道が乗り入れるようになると、漢字の「賢島」の表記になったのだそうです。と言っても、住所は「志摩市阿児町(あごちょう)神明字…」となり、「賢島」という文字は入りません。
この島は、縄文時代から人が住んでいたと言います。豊富な海産物や塩が得られ、英虞湾(あごわん)という外洋から外れた湾内にある島であることが要因でしょう。しかし、やがて無人島となり、近代になってから、観光地化され、再度、人が住むようになったようです。
サミットの会場となる「志摩観光ホテル」は、昭和26年に建てられたというのですから、歴史があります。本館の建築は創業当時の木造のクラシックホテルであり、現在でも皇族が三重に宿泊する際は、利用されるのだとか。作家の山崎豊子さんが「華麗なる一族」の舞台とされたのは、有名な話ですね。現在は、耐震補強工事のため、サミット前まで休館しています(2008年に建てられた「ベイスイート」は営業中。個人的にはとても泊まれませんが…笑)。
豊かな自然に囲まれ、海を眺める景色は格別なものがあります。
いいところでした!