学校日記

2015.12.24 アクティブ・ラーニング

公開日
2015/12/24
更新日
2015/12/24

校長室から

今日は、「クリスマス・イブ」しかし、昼間の社会人には、関係ありません(笑)。教師も同様です。

今日は、江南市民文化会館にて、希望者が参加する、「教師力向上セミナー」が行われ、教師の勉強会が行われました。本校からも6名の先生方が、進んで出席して学んでいました。

テーマは「アクティブ・ラーニング」
最近、よく耳にする言葉ですが、保護者の方はご存じでしょうか。
文科省では、以下のように解説をしています。



教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である。


勉強会では、このアクティブ・ラーニングを、授業にどのように取り入れるかということを、演習を通して考えるプログラムでした。

ところで、なぜ「アクティブ・ラーニング」なのでしょうか。
アメリカの調査によると、授業から得た内容を覚えているかを半年後に調べたところ、知識の定着率の高い学習方法を順に並べると、「他の人に教える」「自ら体験する」「グループ討論」という「能動的」な学習方法だったそうです。
逆に、最も定着率の低い学習方法は、「ただ黙って講義を聴く」という「受動的」な学習方法だったのです。
このようなことからも、学力をつけるためには、「受動的」に学ぶ「パッシブ・ラーニング」から、「能動的」に学ぶ「アクティブ・ラーニング」が着目されるようになりました。

現在も、アクティブ・ラーニングの一つである「グループによる話し合い」などの活動は積極的に取り入れています。今後は、それらがさらに深まり、子ども達の「知的欲求」を大切にし、習得した知識を活用できるような授業スタイルを実践していきたいと考えます。