学校日記

2016.1.4 箱根駅伝に思う

公開日
2016/01/04
更新日
2016/01/08

校長室から

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今年もじっくり見入ってしまった箱根駅伝。
各選手やチーム、あるいは出場がかなわなかった選手も含め、数々のドラマを知り、選手のみならず、それぞれの関係者に心から拍手を送りたいところです。

まず、青山学院大学の1区から10区までの全ての選手が「1位」でたすきを渡し続けた完全優勝はすごいことです。しかし、個人的には、ケガからギリギリのタイミングで復活した神野選手の頑張りや、1年生ながら6区を昨年までの区間記録と同タイムで走りきった小野田選手の頑張り、初の箱根で3区区間賞獲得の秋山選手の頑張りが特に印象的でした。

同様に、東洋大学のエース、服部勇馬選手の冷静なレース運びによる区間賞獲得はさすがという印象を受けました。

そして、昨年の山登りの5区で低体温症となり、フラフラの状態になってゴールをした駒澤大学馬場選手。これまでの1年間はとてもつらかったと思います。しかし、今回は、8区で区間2位の快走を決め、とてもうれしく思いました。

また、シード復帰を決めた、順天堂大学。名門世羅高校卒業後、5年後に箱根に出ることを目標に順天堂大学に入学した「昭和生まれ」の小盛選手。箱根出場のみならずメンバー入りはかないませんでした。しかし、7区を走る、年下でありながら同級生である4年の稲田選手は、小盛選手に給水役を指名。共に、箱根路を30メートルながら併走する姿は感慨深いものがありました。

さらに、3年前の1年生の時に12人抜きの劇的なデビュー戦を果たすも、2年前の2区で走行中に疲労骨折で棄権をした山梨学院大学オムワンバ選手。昨年も故障により欠場すると、ラストイヤーの今年は、外国人枠が「1」という制限に、ニャイロ選手がエントリーし、結局出場はかないませんでした。そんなオムワンバ選手は、ニャイロ選手がベストな走りができるように、と全面的にサポートをしたと言います。

他にも、エントリーをしていたにもかかわらず、戦略の都合で、直前に選手変更を告げられ、言葉にならない思いをした選手も数多くいたと聞きます。箱根を目標に、つらい練習を重ねてきたに違いない、そんな選手にも拍手を送りたいと思います。

すると、箱根駅伝本大会の裏にある真実の物語をテーマにした「もうひとつの箱根駅伝」というテレビ番組が放送されるようです(1/10 16:00〜17:00)。
数々の感動を与えてくれた今年の箱根駅伝も、あと少し、目が離せないようです。

(※愛知県内(中京テレビ)では放送されないことが分かりました。1/8に取消ラインを追記しました)

「と、何をそこまで熱く語っているのですか」と思った古北っ子の皆さんは、ぜひ、お父さん・お母さんに、ポイントを聞いてみてください(笑)。

(※写真は、読売新聞HPより引用させていただきました)