2016.1.8 この度の剪定において…
- 公開日
- 2016/01/08
- 更新日
- 2016/01/08
校長室から
学校に、樹木があると温かみがあります。
春はサクラに包まれ、夏は緑の木陰でひと休み。秋から冬にかけては、落ち葉掃きが大変ですが、奉仕や勤労の機会にもなります。また、一年を通して、生活や理科の授業の教材にもなります。樹木は、様々な形で学校にかかわりをもたらしてくれます。
しかし、大きく伸びてくると大変です。枝が敷地を越えて伸びると、電線や電柱に当たったり、道路の通行の妨げとなったりします。また、落ち葉の量が増え、敷地外に舞い散り、周辺住民の方にご迷惑をおかけします。
この度、年末から年始にかけて、すでに、本HPでご覧いただいたように、メタセコイア、イチョウ、ヒマラヤスギ、ソメイヨシノを大きく剪定しました。
この度の作業でお世話になった大脇造園さんに聞くところによると、特に、本館と公民館の間にある4本のメタセコイアは、門を構え、その横にそびえるシンボルツリーにする目的で、古くに植えられたとのことでした(実際には、門は構えられませんでした)。昭和53年の航空写真には、校舎と背を並べる大きな木の姿を見ることができ、それよりも前に植えられたことがうかがえます。歴史のある木です。
ちょうど、この「昭和53年」は、現在の「ひまわり」「調理室」「図工室」を除いた全ての鉄筋校舎が竣工した年でもあり、この時期から敷地内の樹木が増えていきます。様々な形で寄付されたり、記念樹として植樹されたりしました。
そんな歴史のある大切な木々を大きく剪定することは、大変忍びないところですが、先に書いたように、地域の方々にご迷惑をおかけしているところもあります。よって、歴史のある木々が傷んだり、逆にヒトやモノを傷つけたりしないよう、高木剪定の予算を立てていただけた今年度、大きく剪定させていただきました。
おそらく、この後10年は同規模の剪定作業はないかと思います。また、高木でない木々は、今後、計画的に剪定をしていきますのでご理解ください。
と、ここで心配事が一つ…。来年のバザーで「銀杏」を提供することは難しくなるかも…。古北銀杏ファンの皆様、しばらくご辛抱願えると幸いです。