2016.1.9 教師力アップセミナー
- 公開日
- 2016/01/09
- 更新日
- 2016/01/09
校長室から
今日は、大口中学校を会場に開催されている「教師力アップセミナー」に参加。年7回行われるセミナーですが、今年度の最終講座です。
今日の講座は、岩手県奥州市立常盤小学校副校長である佐藤正寿先生。社会科授業の達人で、学級経営もすばらしい先生です。先生自身もはるばる岩手からお越しいただいているのですが、全国的に有名な先生だけに、講座に参加する先生も、東京など遠方から大口中学校にみえるほど。会場は満員の講座です。
「わくわく社会科授業 〜全員が『わかる』『できる』授業のつくり方〜」と題した講座は、「社会科授業改善の視点」「模擬授業『東京オリンピック』」「社会科教師として力をつける」の3部構成。社会科を中心とした講座ではありますが、他教科の授業で生かせる指導のテクニックや、授業の進め方など、学ぶ点が盛りだくさん。講義は和やかな雰囲気の中、笑いとともに、「あぁー」「ほぉ」「へぇ」などの簡単の声が頻繁にあがります。
始めに、ベネッセ総合教育研究所が2006年に実施した「教科の好き・嫌いアンケート」で、「嫌い」の割合は、「体育」が最も少なく、続いて「図工・理科・音楽・算数・国語」となり、「社会」が最も多いことを知らせてからのスタート。個人的には「社会」は好きな教科の一つだったので、この結果には少し驚きました。「覚えることが多い」「資料が難しい」などの理由から敬遠されるようです。
ある教科書には、5年生で「747」、6年生で「647」の「資料(写真・地図・グラフ・図・表など)」が掲載されているとのこと。確かに多いです。
講義では、「資料に応じた読み取り方をする」を視点1とし、子どもが思考しやすくなるテクニックを教えていただきました。
その他にも、合計7つの視点を伝授していただきました。経験年数の少ない先生方は、「目から鱗」だったことでしょう。
模擬授業では、「東京オリンピック」開催決定にあわせて、オリンピックにまつわる授業を実施。社会科の視点(歴史・地理・経済など)でオリンピックをひもといていく授業です。知的好奇心がくすぐられ、楽しくも大変勉強になる時間が過ぎていきました。
多くの学びをいただいた2時間でした。本校職員も参加しており、ここでの学びを校内で広げ、子どもたちに「力をつける」(←佐藤学級の学級目標)ことができれば、と思います。