学校日記

2016.1.12 朝礼校長講話

公開日
2016/01/12
更新日
2016/01/12

校長室から

今日の朝礼では、「成人の日」にちなみ、以下の講話をしました。



昨日は何の日だったでしょう。そうですね「成人の日」ですね。
成人の日は、「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」という日です。「大人になりましたね。おめでとうございます。これからもがんばっていきましょうね」と、お祝いをし、はげますのですね。
そんな「成人式」が江南市では、「成人の日」の前日に行われました。

では、「成人」って何歳でしょう。そうですね「20歳」「はたち」ですね。
法律で定められたのは、1896年(明治29年)になります。では、それまでは何歳だったのでしょう。奈良時代から江戸時代までは、14歳前後と言われていました。
江戸時代の平均寿命は45歳でした。そんなことを考えると、14歳という年齢もうなずけます。

では、世界の「成人」は、何歳になっているのでしょうか。見てみましょう。
21歳、18歳、16歳…、14歳と昔の日本と同じ年齢の国もありますね。
18歳という年齢は、ヨーロッパを中心に多くあります。しかし、この年齢は、20歳だったものを18歳に引き下げた国が多くあります。日本もそんな国々に習って、20歳にしました。そして現在、18歳にしてはどうかという話題もあがっています。

ところで、成人になるとできることって何があるでしょう。
選挙権が与えられます。しかし、この6月から18歳で投票できる法律になりました。皆さんは、18歳で投票できるのです。
そして、お酒が飲める、たばこが吸えるなどもあります。
さらに、大きなトラックや電車などは、20歳になると免許がとれます。
これらは、大人になり、様々なことに責任をもって行動できるから、許されるのです。

では、そんな「大人」に、急になれるでしょうか。
「明日は20歳の誕生日だから明日から大人になろう」「明日、成人式だから明日から…」なんてことはできないですね。体が少しずつ成長していくように心も徐々に成長させ、日々成長していくことが大切です。
そのためには、学校に元気に通い、たくさんの知識を吸収し、友達や先生とふれ合い、多くの体験を重ねてください。そして、家では、お手伝いをするなどし、家族との会話を大切にし、生活する力を身につけていってください。
これらは、すべて「ABC」につながりますね。色々な「ABCを大切に」して、大人へと近づいていきましょう。

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