2016.1.18 これからの授業検討はこんな形に
- 公開日
- 2016/01/18
- 更新日
- 2016/01/18
校長室から
昨日は、「愛される学校づくり研究会」に参加しました。
1〜2ヶ月に1回ほどのペースで開催される私的な研究会ですが、「『愛される学校づくり』のために何ができるか、どうあるべきか」と休日に集まって勉強しようという方の集まりだけあり、毎回、様々なことが学べる場となっています。
昨日は、2月に東京でフォーラムを開催するため、その進行方法について打合せをしたり、模擬授業とその授業の検討会の持ち方について議論が交わされたりしました。
特に、「模擬授業の検討会」では、昨年のフォーラムでも紹介がなされたのですが、まさに、時代の変化に対応するかのようなICT機器の活用を平行したものです。
私たち教職員は、よりよい授業を構築するために、教員同士で授業を参観し、その指導法について研究を重ねる場を年に何回か設けます。
その際、多くは、「○○について教師が発問をしたとき、子ども達は…」などと、意見を言い合いながら進めます。しかし、ともすると、しゃべりたい人が自分の感性でしゃべってしまい、多くの人はついていけない…ということがあります。また、時間は限られているため、参観者や当事者が効率よく議論を重ねることが必要となってきます。
そんなときに有効なのが、タブレットを活用した「授業検討ツール」「授業アドバイスツール」というシステムです。
「授業検討ツール」について説明すると、授業はタブレットで動画撮影します(写真上段)。そして、参観者はタブレット端末を片手に、いいと思ったタイミングでは「いいね」ボタンを、「おや」と思ったタイミングでは「疑問」ボタンをタップします(写真中段)。すると、授業が終わると、動画と平行して、ボタンが押された数がグラフ化されるものです(写真下段)。
このグラフに着目すると、どの場面で多くの参観者が「いいね」「疑問」と思ったのか、焦点化することができます。その前後の場面はすぐに再生できるので、全体での議論がシャープになるというものです。
この研究会が開発したシステムですが、会員の学校では、すでに授業研究に活用されています。今後、本校でも活用する場を設けたいと思っています。
…と、こんなことをしながら、昨日は、様々な議論が交わされました。
引き続き、古北小が「愛される学校」になるよう、研鑽を深めて行きたいと思います。