学校日記

2016.1.20 雪は人を優しくさせる?

公開日
2016/01/20
更新日
2016/01/20

校長室から

「明日の朝は、雪が積もる予想です」と昨日のテレビの天気予報を見て、「そこまで積もるかな…」と思っていた方も多いのでは。すると、予想通り、というかむしろ「予想より積もっているのでは」と思わせるような積雪となりました。

子ども達は無邪気に雪と戯れていますが、大人は仕事のことを考えると「うーん…」と唸る方も多いと思います。いつから、「朝、カーテンを開けたときに広がる白銀の世界を見て、心踊らせていた自分」と決別してしまったのでしょうか(笑)。

さて、そんな今朝でしたが、雪は「人を優しくさせる」のかな、という場面にいくつか出会いました。

いつもより新聞が届くのが遅かった今朝。そうなることは多くの人が承知しているところだと思います。いつもなら届くであろう時間から20分経った時に、たまたま外の雪の様子を見ようと、玄関を出ました。すると偶然にも新聞が届く瞬間でした。
「遅くなってスミマセン」と配達員の方が言われます。
「いえいえ、とんでもないです。雪の中、大変ですね。ありがとうございます。お気をつけて」と応えました。
「少しでも早く」と思っていたのでしょう。雪の舞う中、懸命に配達をされていました。安全に配り終わることを願うばかりでした。優しくなっている自分がいました。

また、出勤途中では、道路の合流箇所で、いつもなら車が途切れるのを待つところを、今日は、止まって譲ってくれた車が何回かありました。優しいドライバーが多かったのです。

そして、こんな日に(と言っては、語弊がありますが)限って、江南市の「交通安全街頭監視活動」がありました。もう雪は止みかけていましたが、路上で1時間「交通事故0の日」の看板を持って立ち続けます。すると、30分過ぎた当たりから、つま先がジンジンと冷たくなってきます!正直「早く時間が過ぎないか」と思ったところです。すると、通りがかりの人が「大変ですね。ご苦労さまです」と声を掛けてくださったのです。「ありがとうございます」と応え、「もう少しがんばれるかも」と思ったものです。

その後、学校へ戻ると、北公民館のスタッフさんが、雪かきをしながら「校長先生、先生方に、既にこの辺りの雪かきをしていただいたようでありがとうございました。お礼をお伝えください」と言われました。たまたま子ども達が歩行する箇所だったので雪かきをしておいたのですが、うれしいことです。「本校の職員の優しさ」が、そこにあったのです。

寒い朝でしたが、心があたたかくなる場面にいくつも出会った今朝でした。
ぜひ、寒い日は「ポカポカ古北」でいきましょうね♪