学校日記

2016.2.26 インフルエンザにご注意を

公開日
2016/02/26
更新日
2016/02/26

校長室から

なかなか、流行の終わりが見えてこない、今冬のインフルエンザ。
本校は、2月9・10日に閉鎖の措置を執った学級はありましたが、全体的に見ると、比較的、罹患率は高くありませんでした。そんな中、峠をこえたかと思われた先週末から今週月曜日でしたが、日を追う毎に、罹患者が増える状況となりました。特に、29日(月)は、5年生が学年閉鎖の措置を執らざるを得ない状況となっています。発熱し、辛い状態で苦しんでいる児童の心中を察すると、早く回復することと、早く流行がおさまることを願うばかりです。

「早めに罹っておけばいいから」と、冗談で会話を交わすことがあります。罹った人や、今後罹ったときの不安を軽減するのに、ありがたい言葉です。しかし、友人の子どもが、インフルエンザが原因で命を落としているのを知っているだけに、個人的には、簡単には言えない言葉です。また、「A型」に罹患しても、「B型」や、亜種など複数回罹ることもあります。さらには、死亡率こそ年々低くなってはいますが、「インフルエンザ脳症」に罹る児童や幼児は、一定の割合でいるということも聞きます。昨日、インフルエンザ脳症で脳死判定を受けた女児の臓器提供がニュースで流れましたが、両親の手紙を見ると、胸に迫るものがあります。やはり罹らないことに越したことはないと思います。

しかし、罹りたくないのに罹ってしまうものであり、どれだけ予防をしていても罹ることがあるものでもあります。
現在も、多くの人が、予防に努め、罹患しないように尽力しているところかと思います。ぜひ、あとしばらく、手洗い・うがいを励行し、不必要な外出を避けるなどし、引き続き、予防に努めていただければ、と思います。

中学生の卒業式も間近になりました。また、受験生のきょうだいや、未就学・未就園のきょうだいがいる家庭もあると思います。引き続き、「チーム古北地域」で予防に努めていきましょう。