2016.3.1 五色百人一首
- 公開日
- 2016/03/01
- 更新日
- 2016/03/01
校長室から
3年生の教室を覗くと「五色百人一首」を楽しんでいました。
「上の句」が詠まれた瞬間に、頭の上でスタンバイしていた手が「サッ!」と伸び、すばやく札をとる児童もいて、感心しながら見ていました。
この「五色百人一首」は、通常の「小倉百人一首」の百首を、「五色の縁取り」(青・桃・黄・緑・橙)別に、20枚ずつ分けた札で楽しむものです(※色が分かりづらい児童のために、A〜Eの記号も割り振られています)。
この百人一首には、以下のように、いくつかのメリットがあります。
★短時間で楽しめ、集中して取り組める。よって、授業以外の休み時間や朝・帰りの会のちょっとした時間でも行え、継続して取り組める。
★取り札の表面には「下の句」が書かれているが、試合中に、その裏面にある「上の句」を見てもよいというルールがあり、試合をしながら、覚えることができる。
★繰り返し取り組むことで、記憶が定着しやすく、一生の記憶にもなりやすい。
というように、「上の句・下の句」を一気に百首覚えるのではなく、20首ずつ取り組みながら、段階的に覚えられるところがあり、多くの小中学校で取り入れられています。
もともと、この五色百人一首は、教師による教育研究サークルが考案したもので、今では、全国に広がっています。また、公式大会も行われるほど、一般的になっています。
一般でも手に入れることができます。興味のある家庭は、百人一首の入門編として、お手元に1セットいかがでしょうか。楽しみながら、学べますよ。