2016.4.2 緊急地震速報が流れたら
- 公開日
- 2016/04/02
- 更新日
- 2016/04/02
校長室から
昨日の地震発生時は驚かされました。幸い、建物が倒壊するような大きな地震ではなく、また、「南海トラフ地震には直結せず」という名古屋大学減災連携研究センターの教授の言葉もあり、ホッとしました。しかし、穏やかではありません。その瞬間は「ついに…」と思ったものです。
そのタイミングは、ちょうど自動車に乗っており、同乗者の携帯電話の緊急地震速報が一斉に鳴り出すと、カーナビにも表示され、江南市内にある防災行政無線放送からのアナウンスも流れました。
こんな場合、運転中ならどうするといいのでしょうか。「ハザードランプを点灯させ、ゆっくり速度を落とす」が正解です。
緊急地震速報が流れたとき、大きな揺れに備え、速度は落としました。するとどうでしょう。後ろからクラクションを鳴らされたのです。「えっ」と思いましたが、ハザードランプを点灯させなかったため、緊急地震速報に気付かなかった(と思われる)後ろの車は、「どうして減速を?」と思い、クラクションを鳴らしたのだろう、ということを後から思いました。ハザードランプを点灯する必要があったのだ、と、勉強になりました。
その後、学校にみえた、その瞬間の先生方の対応を聞いてみました。すると、ガスの元栓を止めにいった校務員さん、運動場に子供が遊びに来ていないかをすぐに確認した先生など、速報から地震発生までのごくわずかな時間にできることを対応してくださっていました。さすがです。
帰ってから、高校の部活動(吹奏楽部)で練習をしていた我が子に、同様にその瞬間、どんな動きをとったか尋ねると、「部長が、すぐにその場にしゃがむように言い、同時に譜面台の背を低くするように指示を出した」と言うのです。この部長もさすがです。
実際の地震で揺れ出しても「止まるだろう」と様子を見ていたり、地震速報が流れても、「揺れるのか?」と、じっと待つだけだったりすることはないでしょうか。やはり、上記のように、できることをすばやく行い、自分の身の安全を確保することが大切だと思います。
昨日の午前11時39分、古北っ子の皆さんは、どんな動きをしましたか?ぜひ、振り返ってみて、今後の教訓にしたいものです。
また、昨日のように、学校にいない時間帯で、家族がそれぞれに出かけている場合、どう対応するのか、家族でルールを確認する必要もありますね。
「備えあれば憂いなし」です。ぜひ、改めて、地震発生時の動きについて、確認やおさらいをしておきたいものです。
(※画像は、「YAHOO!地震情報」より引用しました)