学校日記

2016.5.17 自己肯定感や道徳心は…

公開日
2016/05/17
更新日
2016/05/17

校長室から

国立青少年教育振興機構が、「青少年の体験活動等に関する実態調査(平成26年度調査)」の概要結果を5月2日に発表をしました。

この調査は、青少年の体験活動等の現状を把握するため、自然体験や生活体験等の実施状況や日々の生活習慣の実態、自立に関する意識等について調査するものです。

今回の調査結果からは、以下のポイントがまとめられています。



●ポイント1 自然体験や生活体験、お手伝いといった体験が豊富な子供や、生活習慣が身についている子供ほど、自己肯定感や道徳観・正義感が高くなる傾向がある。
●ポイント2 保護者がしつけに力を入れている家庭ほど、子供の自己肯定感や道徳観・正義感等が高くなる傾向がある。
●ポイント3 お手伝いをよくしている子供や、生活習慣が身についている子供は、携帯電話やスマートフォンが気になったり、操作することが少なくなる傾向がある。
●ポイント4 子供にかける教育費が高い家庭ほど、子供が自然体験を多くしている傾向がみられるが、生活体験やお手伝いと教育費にはほとんど関係がみられない。

これらのことから、子供の自己肯定感や道徳心など豊かな心をはぐくむためには、子供への関わりやしつけを通じて、生活体験やお手伝いといった日々の体験を充実させたり、規則正しい生活習慣を身につけさせることが大切だと考えられます。


「夜更かしをしないで早く寝る」「毎朝、きちんと朝食を食べる」「あいさつや身の回りのことを自分でできる」といったことが、自己肯定感や道徳観が高くなり、スマホに依存しなくなる傾向にあるというのです。

当たり前と言えば、当たり前の傾向のようにも思いますが、その「当たり前」をどれだけ、家庭でこだわるかが、大切なようです。

※関係文書はこちら(PDFファイル)↓
青少年の体験活動等に関する実態調査(平成26年度調査)