学校日記

2016.5.24 学校でのユニバーサルデザイン

公開日
2016/05/25
更新日
2016/05/25

校長室から

現在の学校では、「全ての児童にとってわかりやすい」と言われる「授業(環境)のユニバーサルデザイン」を取り入れるようになってきました。
学校での「ユニバーサルデザイン」は、配慮が必要な児童にとって「なくては不便」なものであり、それ以外の児童にとっても「あると便利」なものです。

分かりやすいところで一例を挙げると、「整理整頓」があります。「きちんと片付けなさいよ」と言っても、何をどこに片付ければいいか、配慮が必要な子にとっては、わかりにくいところがあります。そんなとき「見える形で提示」することで、誰もが、分かりやすくなります。

給食のコンテナの整頓、雑巾の掛け方など、様々なところで「整理整頓された状態」の写真が掲示され、この通りにそろえていきます。これこそ「ABC」をバッチリにするための基盤にもなっています。

さらに細かいところでは、かがやきさんの学級では、机や椅子の位置を床に印付けするように、雑巾がけには、棒に目印が付けてあります。これで、縦横をそろえて掛けることができます。そして、「洗濯ばさみ」と「ぞうきん」には、同じ「使用場所」が書かれているため、紛失したり、バラバラになったりすることなく、そろって留めることができます。

5S(整理・整頓・清潔・清掃・しつけ)がしっかりできている企業では、よく見られる光景ですが、こうした細かな「ユニバーサルデザイン」が、落ち着いた学校環境や学校生活を生み出していきます。

担任をはじめとした先生方の創意工夫に頭が下がるばかりです。