2016.6.28 台風進路予報の改善
- 公開日
- 2016/06/28
- 更新日
- 2016/06/28
校長室から
気象庁は、6月15日に、「台風進路予報の改善」について、報道発表をしました。これは、
近年の数値予報モデル改良やひまわり8号等の新たな観測データ活用により台風進路予報の精度が向上したことを踏まえ、台風の進路及び暴風警戒域をより絞り込んで予報します。
というもので、平成23〜27年間の過去5年間の台風進路予報の成績を検証した結果、図のように、予報円の半径を20〜40%小さくすることが可能となったそうです。下の図は、予報円が少し小さくなっているのが分かりますね。
前回は、平成20年(2008年)に、見直しを行ったとのことですが、科学技術の発達により、さらに、精度を高められるようになったようです。
台風が日本に接近する度に、この地方を通るのかどうか、いつも不安に思っていましたが、その「やきもき感」が少し、解消されそうです。そして、災害対策などに有効に働くことを願いたいところです。
ちなみに、今年度は、6月28日現在、台風の発生が「0」となっています。
過去をひもといてみると、遅い順に
1998年7月9日
1973年7月2日
1983年6月25日
となっているので、今日(6/28)の時点で、過去3番目に遅い記録となっています。
昨年(2015)年度などは、1〜12月まで全ての月で発生(計27個)するという、1950年以降の記録としては初めての状況だっただけに、今後がどうなるのか、予想もつきません。
関東地方では、ダムの水が少なくなっているといいます。しかし、熊本や広島では、先日の雨で地滑りが起きています。まとまった雨がほしいところかと思いますが、悩ましいところです。さて、第1号はいつになるのでしょうか…。
(※画像は、気象庁報道発表資料より引用)