2016.7.27 雨の中のトーチトワリング
- 公開日
- 2016/07/27
- 更新日
- 2016/07/27
校長室から
今回の自然教室は、「天気だけはどうにもならない」ことを改めて思わされた2日間でした。
結局、1日目は一日中雨となり、予定されていた活動を大きく変更しました。
しかし、雨だからこそ、経験できたことがあったと思いました。
結果的に、活動と活動の間の時間にゆとりができたため、友人と語らう時間が増えました。そして、キャンプファイヤーに替わった「キャンドルサービス」も、幻想的な雰囲気を体感できました。持参した、5年生手作りのランプシェードも、室内に並べることで、素敵な演出ができました。学級のスタンツも、室内だったため、細かな動きがよく分かり、より楽しめました。
また、なんと言っても、「トーチトワリング」でしょう。に雨が降る中ではありましたが、この時間帯だけは、屋外にて実施。
これまでの練習の成果を発揮するべく、トーチを回るトワリング隊と、そんな成果に大いに期待をしつつ、温かく見守る他の5年生達。お互いの間には、強い絆のようなものが結ばれていたように思います。
降りしきる雨のせいで、途中トーチの炎が消える場面もありました。しかし、すぐに隣のトーチが手をさしのべ、再点火をします。そんな悪条件の中でしたが、足元の水たまりに反射した炎がまた幻想的なものとなり、これまでに見たことがないようなものとなりました。
見ている側からは、途中「がんばれー」と声がかかり、技が切り替わると大きな拍手がおきます。見ている側の温かさも、十分に伝わり、とても嬉しく思いました。
トワリング後半は、雨のせいで、トーチの炎が一本、また一本と消えていきます。しかし、消えたトーチを仲間と共に回し続けます。
最終的には、数人のトーチにしか炎は残っておらず、その雨脚の強さを物語っていました。
用意していた火文字には、残念ながら火を点すことができませんでした。しかし、退場するトワリング隊の中には、やり切った気持ちから、涙を流す子もいました。
そんなトーチトワリングでした。
きっと今日は、演じた側も、見ていた側も、そんな話をしているのではないでしょうか…。
トワリングの皆さん、本当によくがんばりました。お疲れ様でした。星空の元、思い切って披露してもらうことができず、申し訳なく思っています。しかし、これまでの練習の取組や、本番での舞は、きっと、一生の思い出になることに違いないでしょう。たくさんの感動をありがとうございました。
古北っ子の皆さん、もし、機会があれば、どこかでチャレンジしてはいかがでしょうか。そのときは、星空の元でトーチを回せることを願っています!