学校日記

2016.8.8 第98回全国高校野球選手権大会

公開日
2016/08/08
更新日
2016/08/08

校長室から

「夏の甲子園」こと、全国高校野球選手権大会が、昨日(7日)、開幕しました。
毎回、選手宣誓を楽しみにしていますが、今回の宣誓は、兵庫県尼崎市立尼崎高校主将の前田大輝選手。
事前の組合せ抽選会で、選手宣誓をする選手も抽選で決定しますが、前田選手に宣誓が決まると、自らも被災地であることから、「熊本地震で被災した球児もいる。野球ができることへの感謝を阪神大震災の被災地から発信したい」と話していました。 

すると、本番では、被災地やこれからの未来に勇気を与えてくれるような、長文にもかかわらず、堂々とした素晴らしい宣誓でした。

以下に、その全文を掲載します。



宣誓
私たち高校球児は「不撓不屈」の精神を胸に 前だけを見て進んできました 
今日 甲子園の土を踏みしめた瞬間 これまで支え 導いてくださったすべての方々に 改めて感謝の気持ちがあふれてきました
今年は熊本で大きな地震が起こり 様々な苦しみや悲しみの中におられる方も大勢見て下さっていると思います 
私たちのプレーに共感と新たな希望 そして生きる力を感じてくだされば 本当に幸せです
高校野球は新たな1世紀を迎え この特別な年に 憧れの甲子園で大好きな野球ができることに 大きな喜びだけでなく 不思議な縁を感じています
これからの100年も 高校野球が皆様に愛される存在であり続けるよう 未来への架け橋として ここ甲子園で一生懸命 最後までプレーすることを誓います

平成28年8月7日
選手代表 尼崎市立尼崎高等学校 主将 前田大輝


高校野球101年目を迎え、新たな1世紀がスタートしました。そのスタートとなった今大会は、どの高校が頂点にたつのか、楽しみなところです。
高校球児には、暑さに負けず、がんばってほしいものです。

それにしても、今夏は、オリンピックもあって、なかなかテレビから目が離せなくなりそうです(笑)。

(※写真は、時事ドットコムより引用しました)