2016.8.16 ネット接続はゲーム機で
- 公開日
- 2016/08/16
- 更新日
- 2016/08/16
校長室から
昨日(8/15)付の中日新聞「県内版」に、見出しのような記事が掲載されていました。
リード文は、「子どものインターネット接続というと、スマートフォンを思い浮かべがちだが、小学生ではゲーム機での接続が主流であることをうかがわせる調査結果が八日、阿久比町で発表された」というもの。
調査結果は、阿久比町の「子どもサミット」で話し合われたテーマ「スマホの使い方」の資料の一つとして報告されたものですが、以下のようなことが、記事に書かれていました。
●小学4〜6年ではスマホや携帯電話を持っていない人がいずれも5割強なのに、「普段インターネットに接続しているか」との質問には、小5男子の79.6%が「はい」と答えるなど、全体で69.1%がネット接続を普段からしていることが明らかになった。
●情報端末は、小4と小6の女子は1位がスマホ、2位がゲーム機だったが、小学生の他の学年・性別ではゲーム機が1位だった。
分析をされた、大学准教授の「小学生のネット接続はゲーム機経由が多いと言われていたが、ここまではっきりした数字が出たのは驚き」というコメントも掲載されていました。
本校でも、「ゲーム機をインターネットに接続して遊ぶ」ということは良く聞きます。通信型のゲームが主流になりつつあるため、そういう遊び方になることは分かるのですが、ネット接続するということは、それ以外にもできることが増えるということです。そして、できることが増えるということは、それだけリスクも増えるということです。
具体的には、以下のようなことがあげられます。
●「チャット機能」が悪口やいじめの温床になる。
●見ず知らずの人とコミュニケーションを取りことで、悪意をもった人物と接点が生じる。
●「有害サイト」にアクセスし、金銭の振り込みを要求する詐欺に遭う。
●接続したWi-Fiスポットが、悪意のあるスポットで、情報が盗まれたり、不正利用がされたりする。
各家庭におかれましては、「誹謗中傷するコメントを書き込まない」「写真や住所、メールアドレスなど個人情報を公開しない」「見知らぬ人の友人申請を安易に許可しない」などのルール作りを徹底していただきたいと思います。
なお、これらは、スマホや携帯電話の利用においても同じことです。
与えた大人もリスクを背負っていることを心がけ、その上で、利用させたいものです。