学校日記

2016.8.21 Made in Japan.

公開日
2016/08/21
更新日
2016/08/21

校長室から

リオデジャネイロ・オリンピックを観ていると、様々なところで、日本企業の製品が活躍しているのを見ることができます。

選手のユニフォームやシューズには、メーカーのロゴが入っているので、ついついチェックをしてしまうのですが、「アシックス」「ミズノ」を着用している外国選手も多く、なんだかうれしく思います。また、会場にある大きなLEDビジョンは、「Panasonic」。バレーボールのボールは「ミカサ」。意外なところでは、聖火リレーの先導車は「ニッサン」…。と活躍する日本企業の製品は、まだまだたくさんあります。

中でも、目を引くのが、卓球台を提供している「三英」。あの、「X型」の流線型な脚が印象的な、未来感さえ漂う卓球台です。名前も「infinity(無限)」と言い、とてもスタイリッシュです。とりわけ、今大会では、日本卓球界の活躍もあり、目にした人も多いと思います。

デザイナーの澄川伸一さんは、「支える」という漢字をモチーフに、ボールの軌道の放物線を描いたといいます。
そして、天板は、世界基準では、天板のそりは3mm以下となっていますが、その基準を遥かに上回る1mm以下に仕上げ、何層もの板を重ねることで、均一なバウンドを生み出すものになっています。
また、脚部は「天童木工」が担当していますが、東日本大震災の被災地域産の木材を採用し、復興を応援しています。
ものづくりに対する、こうした日本人の細かなこだわりがすばらしい製品を生み出しているというのは、うれしく思いますね。

この台も味方しての日本卓球界の活躍だったかもしれません。東京オリンピックでも、三英製が採用されると、またまた追い風が吹くかもしれませんね。

古北っ子のみなさんも、将来は「ものづくり」の道に進むのも、やりがいがあって、いいかもしれませんよ。

(※画像は「三英」サイトより引用しました。関係サイトは、以下をクリック↓)
三英 infinity 2016 SAN-EI
天童木工|Rio2016オリンピックテーブル「Infinity 2016」