2016.8.29 複雑な動きをする台風
- 公開日
- 2016/08/29
- 更新日
- 2016/08/29
校長室から
「Uターン台風」「迷走台風」などと言われている、今回の台風10号。東北地方に上陸する予想が出ており、心配されるところです。今月だけでも複数回上陸している北日本です。被害が少ないことを願うばかりです。
さて、気象庁によると、「迷走台風」とは2006年まで用いられるも、現在は「複雑な動きをする台風」という言い方が正式なようです。気象庁のホームページにある「台風に関する用語」ページには、「台風が迷走しているわけではないので用いない」と備考が書かれ、「複雑な運動をし、その進路の予想が困難なことがある台風」と説明がされています。
すると、フリー百科事典wikipediaに「複雑な動きをする台風」というページが存在し、昭和25年からの「主な複雑な動きをした台風」が、進路図と共にその解説が掲載されています。
見てみると、円を描くもの、西へ東へと進路を変えるものなどなど、意外な動きをしている台風がいくつもあったことが分かります。
しかし、今回の台風10号は、南西へ向かったかと思いきや、来た道を戻り、さらに東へカーブを切らずに西へカーブを切るという、まさに前代未聞の「複雑な」動きを見せています。
様々な自然の条件が重なった上でこのような動きになるようですが、こんなところからも、地球の不思議さ、奥深さを感じるところです。
台風の影響で、この地方も夜にまとまった雨が降りそうです。雨樋や、排水溝など、落ち葉などのつまりがないよう、ぜひ、お気をつけください。
(※関連ページはこちら↓画像は、気象庁HPより引用しました)
■気象庁|予報用語 台風に関する用語
■複雑な動きをする台風(wikipedia)