2016.9.21 ICT機器の活用
- 公開日
- 2016/09/21
- 更新日
- 2016/09/21
校長室から
写真は、2年生の算数の授業で、ICT機器(ICT:Information Communication Technologyの略)を活用している場面です。タブレットPC(iPad)の使用頻度も、徐々に高くなりつつありますが、写真のような、「元祖」ICT機器の活用も健在です。
左に、「コンピュータ」と連動した「ディスプレイ」があり、中央に「書画カメラ」に映った映像を「プロジェクタ」を通して投影した「マグネットスクリーン」があります(黒板中央と右端の白いマグネットシートは板書用の方眼マグネットシート)。
ここには、二つの映像を映していますが、一方(左)はコンピュータと連動しているため、あらかじめ用意した映像を映し、もう一方(中央)は書画カメラを通すため、その場で実物や実際の動きを映すよう、使い分けられています。
特に、書画カメラは、実物や実際の動きを見せるのですが、例えば、机の上で数図ブロックを動かす作業の様子を見せることで、同じ作業をすることができ、ノートを映すことで、再度板書をしなくても、解法を確認することができるなどの効果があります。もちろん児童が、書画カメラの下で実演すればいいのです。
また、投影している「マグネットスクリーン」は、ホワイトボードと同じように、ペンで書き込んだり、消したりできます。
これらの機器を使うことで、テンポ良く授業を進められ、注目したいところ、深めたいところに着目させることもでき、メリハリをつけた授業展開をすることができます。
この地方では、春日井市立出川小学校で、このような授業が「普通に」行われています。というのも、これらの機器が各教室に整備されているのです。残念ながら、本校(及び江南市)では、全ての教室にこのような機器が揃っているわけではなく、フロアに数台というような現状です。
ICT機器の活用の目的は「学力形成」の一助です。今後も、整備を進めつつ、効果的な使用法を研究しながら、実践を重ねていきたいと思います。