2016.10.10 教師力アップセミナー
- 公開日
- 2016/10/10
- 更新日
- 2016/10/10
校長室から
今日は、一日日程で大口中学校を会場に開催されている「教師力アップセミナー」に参加。年7回行われるセミナーで、今日は今年度の第4回目です。
本日の講師は、このセミナーのレギュラー講師(毎年必ず務めていただている)の、植草学園大学名誉教授・野口芳宏先生です。人気講師のセミナーとあり、会場は今日も大勢の会員でした。
野口先生は、小学校の教師・校長を務められ、退職してもなお、国語と道徳を研究され、年間100〜110本の講演・講義を行っている先生です。今年で、御年「80歳」と言われるのですから驚きです。しかし、今回も、年齢を感じさせないエネルギッシュな講義で、常にユーモアやウィットにあふれ、笑いが絶えません。「野口節」とも言われる、時には歯に衣着せぬ、数々の分かりやすい端的なフレーズが炸裂すると、多くの参加者のペンが走ります。
今日は、3部構成。①道徳模擬授業「何のために学校へ行くのか」、②会員による国語模擬授業「語感を磨く」、③国語学力を向上させる基礎基本(小学2年「おにごっこ」の教材を使用しての模擬授業)、です。
模擬授業は、参加会員を指名しながら進めていきます。野口先生が必ず実践する、会員に対して「〇か×か」「理由を書きなさい」という指示は、その後の指名につながり、いい加減な思考はできません。参加する度に、児童・生徒が味わう緊張感漂う心理になります。
様々な言葉をメモしました(文責・校長)
「子どもが学校に来て学ぶのは『公的』なこと」「教育の本質はそのままにしないこと。未完だから完成させる」「授業は必要の連続。いらないものは省く」「つめこめ、入らない場合は押し込め、教え込め」「詰め込むのではなくたたき込む」「価値ある問いは反応が多様になる」「間違いを分かることが大切」「国語学力は読字力、語彙力、文脈力」
などなど…。聴く人が聴くと、刺激が強いかもしれません。
今回も、本校から参加職員がいました。古北っ子を「鍛える」ために、一つでも多くのことを取り入れていってくれることでしょう。私たちも「勉強の秋」ですね。