学校日記

2016.10.19 男女の座席は市松模様で

公開日
2016/10/19
更新日
2016/10/19

校長室から

教室の座席と言えば、一昔前までは、「男子の列」「女子の列」というように、男女を分けて座席の配列をすることが一般的でしたが、本校では、多くの学級で、男女の座席が市松模様になるようにしています。 

市松の配列であると、隣を見たり、ふり返ったりすれば、必ず異性がいます。また、全体で話し合う場合の「コの字」隊形になったり(写真上)、4人グループになっての話し合い隊形になったり(写真下)しても、常に、前後左右は、異性が座る配置となります。一昔前の「男女別の列」では、隊形を変えたときに、同性が隣に並び、集中力を欠くことが起きやすくなりますが、こうすれば、そんなことも少なくなります。また、こうすることで、異性間の多様な考えに触れられ、また、異性間の良好な人間関係を築くことにもつながります。

この「良好な人間関係」は、学級経営や、授業において、大変重要なのです。良好な人間関係は、「学び合い」の基本である、「聴き合い」「尋ね合い」「教え合い」も自然な形ででき、「高め合い」「深め合い」につながります。

市内でも、この隊形の座席配置にする学校・学級が増えてきました。進学先の北部中学校でも、同様です。

学校は、ちょっとした工夫で、学力を高めるための工夫をしています。