2016.10.26 ペアによる交流
- 公開日
- 2016/10/26
- 更新日
- 2016/10/26
校長室から
「かかわり合い」が教育界のキーワードの一つとして叫ばれて久しくなります。その形態も「ペア」「グループ」「全体」と人数にも差がありますが、基本は「ペア」による交流と考えます。
ペアは1×1であるため、必ず「かかわり合い」が生まれます。「グループ」(今では4人が主流)でも、「全体」でも、関わるのですが、ひょっとすると、意識がそこから離れる瞬間の児童がいないとも限りません。
しかし、ペアであれば、「話し手」と「聴き手」は、必ず「1×1」であり、いわゆる「逃げ場」は、なくなります。そして、同時に全員が「かかわる」ことができます。
ここに、自分の考えと照らし合わせながら相手の考えにじっくり耳を傾け、自分の考えも伝えることができます。
また、相手の目を見ながら話ができ、目の前にいる友達の細かい表情なども読み取れます。リアクションが見え、コミュニケーションの基本があるのです。
こうした関わりから、「学び合い」となり、「高め合い」「深め合い」が生まれます。
授業では「教師一人からの一方通行」な関わりではなく、多様な考えに触れ、共感したり、疑問に感じたりしながら力をつけていきます。
こういうところに、「学校」という、集団で学ぶ空間の良さがありますね。