2016.10.27 「話し手」と「聴き手」の関係
- 公開日
- 2016/10/27
- 更新日
- 2016/10/27
校長室から
何回か、本ホームページでもその姿を紹介している「話し手」が「聴き手」を向いて話し、「聴き手」が「話し手」を向いて聴く姿。
昨日の「ペアによる交流」でも記しましたが、そうすることで、お互いの細かい表情なども読み取れます。リアクションが見えることは、「聴いているよ」というサインが伝わり、話し手も話しやすくなります。
このことを重ねると、安心感が得られ、その学級の互いの人間関係もよくなる傾向にあります。
よって、授業では、そんな「かかわり合い」がしやすいように、写真のように、お互いが向き合った隊形で授業をすることも多くあります。この形であれば、起立をすれば、そのまま「聴き手」の方を向いた状態になり、聴き手も話し手の方を向きやすくなります。
話の聞き方の4段階ということを示したことがありますが、改めて、確認したいと思います。
1 ネガティブ・リスニング・・・話し手の顔を見ないで聞くこと
2 ポジティブ・リスニング・・・とりあえず、話し手の顔を見ながら聞く
3 アクティブ・リスニング・・・うなずいたりしながら、しっかりと聞く
4 パワフル・リスニング・・・・「へぇ、そうなんだぁ」などと、はっきしした反応を示し、自分のこととして、興味をしっかり向けて聞く
多くの児童は、2と3の段階で、話を聴くことができています。今の段階を振り返り、それぞれその上の段階を目指してほしいと思います。
しかしながら、先日の学校訪問では、この点の話題があがり、学級や個人によって、若干の差があることを指摘していただきました。学年が上がり、児童がそれぞれの新しい学級にバラバラになったり、担任が替わったりしても、教師が多くを指導しなくても継続できることが大切です。指摘を真摯に受け止め、共通理解を図っていきたいと思います。