学校日記

2016.11.1 鉛筆

公開日
2016/11/01
更新日
2016/11/01

校長室から

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中日新聞の月曜日の紙面に「学びeye」(まなびあい)という頁があります。教育関係の話題が掲載されているこの頁は、教師としては、毎週、読んでおきたい頁です。

すると、昨日(10/31)付の関係頁に、興味深い記事が掲載されていました。
この日は、メインの記事とは別に、下段に「鉛筆」と題した記事がありました。以下に、その記事を掲載させていただきます。



 学校で使う鉛筆といえばHBが主流だった世代には驚きの数字。文具メーカー「三菱鉛筆」によると、二十年前、生産量の半数を占めたHBが、2014年には2Bに逆転され、2割に減ったという。
 中日こどもウィークリーで、試しに小学生105人を対象にアンケートで尋ねた。85%が「2BかB」と答え、やはりHBは少数派。「きれいに書けるから」「書いた字が読みやすいから」など、こだわりを持って使っていることにも驚く。高学年や中学生になり、シャープペンシルを使う頻度が増えても、芯は2B。書き味重視というわけか。
 「最近の子共は筆圧が弱いから、硬いHBを使いこなせない」という指摘もある。メーカー側に尋ねたものの、真偽は分からなかった。むしろ鉛筆の濃さに関係なく、持ち方や力の加減を習得する方が大切だそうだ。六角形の鉛筆を握って指の腹を刺激する。それが脳の働きにもいいと聞いて、鉛筆を使う頻度がぐんと増えた。


この記事を見て、教室の児童の筆箱を見せてもらうと、確かにHBは少なく、Bが多くありました。低学年で、濃い鉛筆を推奨することもあり、それがスタンダードになっているのかもしれません。
しかし、よくよく考えて見ると、わが家の子ども達も、Bなどの濃いめの鉛筆や、シャープペンの芯を使用してきており、高校生になっても使っています。また、個人的には、昭和の時代からHBよりBを好んで使っていました。HBの「割合」は知りませんでしたが、今や、そんなことになっていたのですね。

大切なのは、最後のくだり。「持ち方や力の加減を習得する方が大切」というところ。小学生のときからきちんとした持ち方を身につけておきたいものです。いくらワープロが普及しても、字を書くことは「0」にはならないでしょう。

ちなみに、三菱鉛筆では、Hi-uniという商品で、22段階の濃さの種類があります(10B〜B、HB、F、H〜10H)。
気になる人は、関連サイト「えんぴつなんでもQ&A(三菱鉛筆株式会社)」をご覧ください。鉛筆にまつわる「へぇ」な情報が盛りだくさんですよ。