2016.11.3 高い質を維持するために
- 公開日
- 2016/11/03
- 更新日
- 2016/11/03
校長室から
今日は、江南市民文化会館で行われた「吹奏楽祭」に行きました。
尾張地域の高校、中学校など30団体が、11月3日(祝)・5日(土)の2日間に分かれて行われるものです。会場は、本日は、江南市民文化会館、5日は、一宮市尾西市民会館になるので、今日のみになりますが、聴きに行きました。
楽しく聴かせる曲あり、じっくり聴かせる曲あり、と楽しく聴くことができました。
会の最後に、愛知県吹奏楽連盟監事の先生から講評がありましたが、いいお話を聴くことができました。
その内容は、「運動部は、これからの季節は体力作りにあてますが、吹奏楽部は、『音作り』『耳作り』の季節にしてください」というもの。
その「音作り」「耳作り」をする方法として、全国大会常連の千葉県柏市立柏高等学校の練習法を紹介していました(文責・校長)。
「吹奏楽部の質を上げるためには、学年間の音の質の差をなくすことがポイントです。柏高校は、その差をなくすために、先輩と後輩がペアを組み、先輩が出す音と同じ音を出すという練習をします。同じ音を出す『音作り』をするのです。そして、違う音や同じ音が分かる『耳作り』もします。そうして質を高めます。柏高校のすごいところは、高校生が市内の中学校へ行き、同じことをするのです。そうすることで、柏市全体の質が高まるのです」
と。考えてみれば、吹奏楽部に限らず、運動部でも、職場でも、同様なことはされているように思います。しかし、高いレベルにある質に迫らせ、追いつかせるまで徹底できるかどうかに差が生まれるように思いました。
例えば本校の「ABC」で考えてみるとします。ここ3年で「ABCを大切に」することがかなり定着してきました。例えば、そんなことも6年生が5年生に、5年生が4年生に…というようにして、その質を「きちんと」伝えれば、質を維持し、さらに成長・発展するように思うのです。そのためには、高学年には、もちろん学校の最年長として頑張ってもらわなければなりません。
質を高めたら、その高い質を維持するために、確実に伝承していく。古北小や北部中校区でそんなことをしていければ…と、ふと思いました。今日は、いい話を拝聴することができました。