2016.11.9 こういうときだからこそ…
- 公開日
- 2016/11/09
- 更新日
- 2016/11/09
校長室から
三重県鈴鹿市で、悪天候による野菜価格の高騰により、今後、給食を2日間無くすという判断をしたのは、多くの方がご存じのところかと思います(後に、撤回されました)。
確かに、スーパーへ行くと、その値の高さに驚き、買い物を躊躇するところがあります。葉物であれば、一玉ではなく、半分にカットされたものを購入したり、根菜類や実野菜であれば、数が少ないものを購入したりと、お母様方は、色々考えて購入されていることでしょう。
江南市の給食も、そんな野菜の価格の高騰のあおりを受けているのは例外ではなく、給食センターさんも、随分と頭を悩ませているようです。学校給食法で決められている、必要な栄養素のバランスを維持しつつ、予算内に収めるという大変な努力をされているようです。
そんなときだからこそ、考えたいのが「食のありがたみ」です。日頃、そんなことを気にせずに、様々な食材をごく普通にいただけるのがどれだけありがたいことか、そんなことも考えながらいただきたいものです。
「嫌いだから」「マズイから」という理由で残したり、敬遠したりするのではなく、食べたくても食べられない現状にある今こそ、日頃食べないものにも食べることにチャレンジしたり、好き嫌いを減らす努力をしたりしてほしいところです。
以前にも紹介しましたが、「食」という字は「人を良くする」と書きます。ぜひ、残滓を減らし、食を通して、「人が良くなる」人が増えることを期待しています。