学校日記

2016.11.18 学芸会の位置づけ

公開日
2016/11/18
更新日
2016/11/18

校長室から

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いよいよ明日は「かがやき学芸会」です。

「学芸会」の歴史を紐解くと、明治時代(1900年頃)より始まったようですが、第2次改訂となった昭和33年(1958年)告示の学習指導要領「特別教育活動」に、「学芸的行事」という言葉が登場し、今に至っているようです。

現在の学習指導要領には、「特別活動」に位置づけられ、その中の4つの活動である「学級活動」「児童会活動」「クラブ活動」「学校行事」のうちの「学校行事」の項目で読み取ることができます。

そして、その「学校行事」も「儀式的行事」「文化的行事」「健康安全・体育的行事」「遠足・集団宿泊行事」「勤労生産・奉仕的行事」の5つの内容に分けられ、「学芸会」は、そのうちの「文化的行事」に位置づけられています。

さらに、その「文化的行事」には,「児童が各教科などにおける日ごろの学習の成果を総合的に発展させ,発表し合い,互いに鑑賞する行事」と、「児童の手によらない作品や催し物を鑑賞する行事」の2つがあり、学芸会は、前者の「児童が各教科などに…」の行事に含まれてきます(他には、「学習発表会」「作品展示会」「音楽会」等が含まれます)。

「実施上の留意点」として、以下のようなことが挙げられています(一部抜粋)。



・言語力の育成の観点から,学芸会などで異年齢の児童が一堂に会して,互いに発表し合う活動を効果的に実施することが望ましい。
・児童の発表意欲を尊重し,自主的な活動を十分に認め,できるだけ自主的に運営できるよう配慮する。そのためには,児童会活動などの組織を必要に応じて活用するような運営が望ましい。
・地域を理解し,郷土への愛着を深める観点から,地域の伝統や文化に触れる機会を積極的に設定するよう配慮する。


まさに、本校が実施している形は、このような根拠のもとで実施をしているのです(3点目は「和田の丸八太鼓」が該当)。

これまで「全力児童」で「昨日より今日」を意識して、練習に励んできた古北っ子たち。明日は、自分のもっている力を全て出し切って、頑張ってくれることを期待しています。ぜひ、お時間の許す限り、ご参観ください。