学校日記

2016.11.27 気候はどのように変化をしている?

公開日
2016/11/27
更新日
2016/11/27

校長室から

今年は、11月24日に関東地方で、観測史上初めてのこの時期の積雪を記録し、「今年は、寒くなるのかな」と思い、気象庁のホームページで調べてみました。

気象庁のホームページには、「各種データ・資料 > 過去の地域平均気象データ検索 > 年ごとの値」と入っていくと、各地方の年ごとの「平均気温(平年差・℃)」「降水量(平年比・%)」「日照時間(平年比・%)」「降雪量(平年比・%)」の値を知ることができます。
(図は、の値は、左から順に、年、平均気温(平年差・℃)、降水量(平年比・%)、日照時間(平年比・%)、降雪量(平年比・%)の値)

ちなみに、東海地方(愛知・三重・岐阜・静岡)の50年〜40年前に当たる「1966〜1975年」の10年間の値と、最近の「2006〜2015年」の10年間の値を比較すると、なかなか興味深い傾向を知ることができました。(※以下の数値は、その10年間の平均値)

       平均気温   降水量   日照時間   降雪量
      (平年差・℃) (平年比・%) (平年比・%) ( 平年比・%)
1966〜1975  -0.7    105.2    94.9    99.5
2006〜2015  0.34    103.2    102.1    83.1

この50年で、平均気温が上がり、1℃近く上がり、日照時間が増え、降雪量が減っている傾向が見えてきます。確実に「温暖化」が進んでいるようなのです。
ちなみに、今年度の12月の気候は、平年よりやや暖かい日が多いようですが…。

お年寄りの方が「昔はもう少し雪が降った」「昔は寒かった」と言われることを耳にすることがしばしばありますが、データは、確かにそんなことをしっかり裏付けていました。

しかしながら、「最近50年」という時間は、地球規模で言えば、一瞬の出来事になります。何百年、何千年というスパンでデータを比較したらどんな傾向が見えてくるのか、興味深いところです。

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