2016.11.29 食物アレルギー緊急時対応訓練
- 公開日
- 2016/11/29
- 更新日
- 2016/11/29
校長室から
学校では、避難訓練、不審者対応訓練など、様々な訓練を行いますが、今年度、本校の初の試みとして、昨日、児童の下校後に「食物アレルギー緊急時対応訓練」を行いました。
これは、食物アレルギーをもつ児童が、緊急を要する重篤な症状に陥った際の対応について職員が身につけるためのものです。
全国の事例を調べてみると、食物アレルギーは、いつ、どのような状況の中で起こるか分かりません。そこで、3つのパターンを想定し、対応訓練を実施しました。
例えば、そのパターンの一つが、
医師の許可が出たため、少しずつアレルゲンの食材を食べられるようになってきた。この日も給食で出た対象食材を通常の1/3ほど食べることにした。給食中も、給食後も何も無かったが、昼休みに運動場で遊び、脱履まで戻ってきたところで全身にじんましんが発症。通りがかりの職員が発見した。
という「運動誘発型」のものです。通りがかりの職員が発見したところから、複数の職員や、養護教諭、管理職が行動していきます。児童への対応、救急車の要請、家庭への連絡、AEDの持参、エピペンの処置等、一連の動きは、江南市消防署職員の方に黙ってチェックしていただきます。
訓練終了後は、3つのパターン毎に、その対応についてふり返り、成果や課題を共有し、消防署の方々から、ご指導をいただきました。
アレルギーが発症しないよう、学校と家庭が連携をして、教育活動を展開していきますが、様々な要因が絡み合って、発生することだけに、可能性として「0」ではありません。「備えあれば憂いなし」です。今後も、きちんと対応ができるようにしていきたいと考えます。