2016.11.30 お化けイチョウ?
- 公開日
- 2016/11/30
- 更新日
- 2016/11/30
校長室から
本校正面玄関横にあるイチョウの葉の大きさが、異様に大きいことが話題になっています。
「先生、こんなに大きいよ!」「お化けみたーい!」と子ども達が手にしてもってきてくれます。
確かに大きく、写真のように15cmのボールペンの長さと同じような、大人の手のひらほどある、大きな「お化け」のようなイチョウの葉です。剪定していないイチョウの葉と比べると、その差は歴然としています。
調べてみると、ちゃんとその理由がありました。
(※weathernews HP「切れ込みにワケあり!イチョウの葉の秘密」より一部を引用)
剪定した木は手のひらの形に
剪定した後に伸びる枝(徒長枝)に展開する葉は、手の平の形になることがあります。
剪定されるとその分の失ったエネルギーを補おうとして光合成量を増やす必要があり、イチョウは葉を大きくします。
しかし大きな葉は風の抵抗を受けやすく、扇型のままでは抵抗が大きく、風で葉がむしり取られることにもなり兼ねません。
そうなっては大きな葉は意味をなしません。そこで風の抵抗を軽減させるために葉に手のひらのような切れ込みを作ります。
「なるほど!」と思いました。昨年末に、イチョウの木をバッサリと剪定していたのです。
しかし、葉が大きくなることは予想していたのですが、「切れ込み」は、知りませんでした。自然界の生き延びるためのそのような知恵が存在し、そんなDNAが引き継がれていることに脱帽です。
これで、「お化けイチョウ」の謎が解けました。古北っ子のみなさん、わかったかな?