学校日記

2017.1.18 保護者のためのスマホ教室を開催して

公開日
2017/01/18
更新日
2017/01/18

校長室から

先日の16日(月)には、「保護者のためのスマホ教室」を開催しました。20名ほどのお母様方の参加でしたが、どなたも、お子様には「まだ、スマホを持たせていない」という方ばかりで、興味深く聴いていただけたように思います。

というのも、お母様方の使い方と、子どもの使い方では、同じスマホでも「随分違う」ということがご理解いただけたからだと思います。

お母様方が、連絡をとるためのツールとして、メッセージアプリ(主にLINE)を使用したり、電話を使用したり、あるいは調べ物をするために検索をするツールとして使用しているのに対し、子ども達は、コミュニケーションの幅を広げたり、そのつながりを強くしたりするツールとして、あるいは、これまでの携帯ゲーム機に替わるゲーム機のツールとして使用している実態があるからです。

よって、子ども達のスマホの使い方では、トラブルに発展することが多々あります。
すでに、ニュース等で報じられていることからご存じの方ばかりと思いますが、「LINE等によるいじめ」「プライバシーの侵害」「コミュニティサイトでの炎上」「著作権法違反」「ゲームアプリで高額課金」などが起こるのです。
特に、最近では、動画をアップロードし、そこに自身や他人の個人情報を公開したり、いたずらなどの悪ふざけをした一連の行為を公開したりすることが小学生でも見られ、問題になっています。

「スマホ教室」では、子ども達をスマホから守るための3つのポイントとして、



・保護者自身が学ぶ(スマホを与えるのは保護者の責任)。
・フィルタリングを利用する(大切な子どもを守り、保護者の助けになる)
・家庭のルールを作る(子どもの社会は大人とは違う。「大人だけ」「子どもだけ」で作らない。必要なのはコミュニケーション)


ということが確認されました。

子ども達を「加害者」や「被害者」にさせないためにも、まだ持たせていないご家庭は、持参の可否を慎重に検討していただき、すでに持たせているご家庭は、その使い方を十分に理解させ、定期的に使用法について確認をしてきたいものです。

次年度も、同講座を開催する予定でいます。その際は、多くの保護者の皆様の参加をお待ちしております。