2017.1.19 日本と雪
- 公開日
- 2017/01/19
- 更新日
- 2017/01/19
校長室から
先週末から月曜日にかけて、全国的にまとまった雪が降り、この地方も、久しぶりの積雪に慌てた人も多かったのではないでしょうか。
しかし、愛知県だから、先日ぐらいの積雪で済みますが、日本は、「雪国」が多いようで、調べてみると、国土の1/2に「豪雪地帯」があることが分かります。
しかも、北海道から東北6県(青森、岩手、秋田、山形、宮城、福島)はもちろんのこと、北関東(栃木、群馬)、北陸・信越・東海・近畿(新潟、富山、石川、福井、長野、岐阜、滋賀)に至っては、「特別豪雪地帯」(豪雪地帯対策特別措置法第2条第2項:積雪の度が特に高く、かつ、積雪により長期間自動車の交通が途絶する等により住民の生活に著しい支障を生ずる地域)となっています。
上図の地図のうち、水色が豪雪地帯、青色が特別豪雪地帯です。こうしてみると、日本海側の多くの都道府県で、豪雪地帯・特別豪雪地帯であることが分かります。右下の「国土の1/2は豪雪地帯 24道府県・532市町村」という赤い文字がその多さを物語っています。
そういう地域は、雪害に対する備えがしっかりし、住民の意識も高いと思いますが、慣れていない、愛知県のような地方では、甘く考えることも多く、雪用タイヤでない、ノーマルタイヤの車を運転し、事故に遭うこともしばしばあります。先日も、横滑りしている車を見つけ、「こちらに滑ってくるなよぉ」と祈ったものです。
車に乗っていない小学生は大丈夫か、というと、そうでもありません。場合によっては、スリップした車が通学班に突っ込んでくる恐れもあります。雪の日は、自分も周囲も気をつけて行動する必要があります。
ちなみに、Wikipediaで「豪雪地帯」を調べると、国内各地の積雪記録を見ることができます。沖縄を除く、全ての都道府県で積雪があることを知り、驚きました。
季節は「寒の中」です。もうしばらく寒い日が続きそうです。また、雪が…、なんてこともあるかもしれません。古北っ子の皆さんには、雪遊びは楽しいですが、家と学校の往復など、移動の際は、くれぐれも気をつけてほしいと思います。そして、上手に雪とつきあっていきましょう。
(※関連ページは以下をクリック↓)
■豪雪地帯・特別豪雪地帯の指定(平成28年4月1日現在)(上図)
■豪雪地帯-Wikipedia