2017.2.16 薬物乱用防止教育
- 公開日
- 2017/02/16
- 更新日
- 2017/02/16
校長室から
現在、6年生では、保健の授業で、「病気の予防」について学習する中に「飲酒・喫煙」について、学習をしているところです。これらの学習は、昔から行われていたものですが、現在は、「薬物乱用の害」についても、盛り込まれるようになりました。
そんな話を学校関係者でない方と話をしていると「え、小学校でそんなことをするのですか!?」と驚いてみえました。
この「薬物乱用防止教育」は、平成10年に告示された学習指導要領から盛り込まれたものですが、現在の学習指導要領(平成20年告示)には、「薬物については、有機溶剤の心身への影響を中心に取り扱うものとする。また、覚せい剤等についても触れるものとする」と、かなり踏み込んだ内容を取り扱うことになっています。
さらに、平成25年には、「薬物乱用防止教育の充実について」という通知文が文科省から出され、「薬物乱用防止教室は、学校保健計画において位置付け、全ての中学校及び高等学校において年1回は開催するとともに、地域の実情に応じて小学校においても開催に努めること」という一文が記載されています。
よって、現在、本校では、3学期に「薬物乱用防止教室」を行い、薬物乱用防止教育に取り組んでいます。お父さん、お母さんの時代には、なかったことかと思います。
近年、青少年による薬物乱用による検挙者数は減少傾向にありますが、検挙者の未成年が占める割合が高く、低年齢化しつつあるのが現状です。
好奇心で、飲酒や喫煙をすると、抵抗感無く薬物にも手を伸ばしかねません。その入り口になる、飲酒・喫煙を未成年は絶対に手を出さないことを家庭でも指導をしていただけるとありがたく思います。
なお、本年度の「薬物乱用防止教室」は、2月24日(金)13:45〜15:20に実施します。保護者の皆様も、参加できますので、興味のある方、ご都合のつく方は、ぜひお越しください。
未来ある子どもたちに「ダメ、ゼッタイ」の合言葉をしっかりと守らせたいものです。