学校日記

2017.3.11 あれから6年

公開日
2017/03/11
更新日
2017/03/11

校長室から

あの日から6年が経ちました。
6年前の3月11日、高学年の皆さんは、幼稚園・保育園に通っていたので、この地域も揺れ、東北地方を中心に、広い範囲で大きな被害をもたらした地震があったことを記憶している古北っ子もいるでしょう。
しかし、低学年の皆さんは、当時はまだ小さく、記憶にない古北っ子がほとんどでしょう。そうです。この先、そんな大災害があったことを知らない世代が小学生になり、中学生になっていきます。

そして、あの日を知っている私たちでさえ、この節目にならないと、忘れてしまいがちです。
しかし、直接被害にあった方は、片時も忘れることはないでしょう。そして、今なお、復興のために、被災地で、原発で、それぞれに頑張っている人が多くいます。

そんな復興の様子が、「Google Earth」を使うと知ることができます。
Google Earthをダウンロードして、検索したい場所を指定し、時計のアイコンをクリックすると「時間スライダ」が表示されます。そのスライダで、過去の年月を指定すると、過去にさかのぼって、その場所の変化を知ることができるものです(写真は、その変化を示したもの。被災地の堤防ができる様子をGoogle Earthよりキャプチャしました)。
こんなところから、被災当時の状況や、現在の復興の状況を知ることができます。
これからも、Google Earthで状況を確認することで、被災地の状況を見守り続けることができそうです。

実際、様々な箇所を見てみると、被災地は、徐々に復興を果たしていることが分かります。しかし、完全に復興するには、まだまだ長い時間がかかりそうなことも、逆に見えてきます。

私たちにできることは、限られているかもしれませんが、現在行っている、復興のための義援金活動など、できることを行うことで、わずかかもしれませんが、復興の手助けに協力することができます。
「0」の力では、どれだけかけ合わせても「0」ですが、複数の力になったとき、その力は、確実に増えていきます。

古北っ子たちには、そんなことを伝えながら、風化をさせずに、復興の一助ができれば、と思います。