2017.4.2 桜の開花日は早くなっている?
- 公開日
- 2017/04/02
- 更新日
- 2017/04/02
校長室から
東京の桜のつぼみの膨らみから、「今年も桜の開花が早いのでは」と、3月中旬には言われていましたが、結果的に、東京のみ、昨年と同日日(3月20日)となりました。
東京以外の地域では、名古屋が、昨年より9日遅れ、平年より2日遅れになったという状況のように、昨年はもちろんのこと、平年の開花日よりも遅くなっている所が多いようです。
定期的に訪問しているサイト「社会実情データ図録」では、現在、そんな「桜(ソメイヨシノ)の開花日」(←クリック)が日々更新されつつあり、状況が一目で分かります。
では、桜の開花日は、長い目で見たとき、どのように変化しているのでしょうか。
サイト内には、その変化について知ることができるデータが二つあります。
一つ目は、「早まる開花・紅葉 〜生物季節観測であきらかとなる地球温暖化〜」(←クリック)というデータ。「さくらの開花日の平年差の全国平均時系列」を見ると、この60年間で、5日ほど早くなっているのが読み取れます。
二つ目は、「世界と日本の平均気温の長期変化」(←クリック)というデータ。こちらのデータからは、世界的にも日本的にも、この120年間で、世界では「約1度」、日本では「約1.3度」の気温の上昇が見られ、温暖化が進んでいることが分かります。
今年の名古屋の平年の満開日は「4月3日」ということで、平年より遅めですが、どうやら「たまたま」のようです。
以上のようなデータから判断すると、この地方の小学校の入学式は、「散り始め」か「落花盛ん」の時期に重なるようです。
しかし、今年はよかったですね。あとは入学式当日に、青空が広がると、「桜のピンク」「澄み切った青空」「ピカピカの1年生」がとても絵になりそうですね。
(※参考サイトは以下をクリック↓図は、以下から引用しました)
■社会実情データ図録
■桜(ソメイヨシノ)の開花日
■早まる開花・紅葉 〜生物季節観測であきらかとなる地球温暖化〜
■世界と日本の平均気温の長期変化