学校日記

2017.4.12 食物アレルギー対応委員会

公開日
2017/04/12
更新日
2017/04/12

校長室から

学校には、いくつもの対応会議があります。「学校防災委員会」「いじめ・不登校対策委員会」「特別支援教育委員会」「学校保健委員会」などなど…。本校の場合は、全部で、9つの「委員会」があり、年度初め、年度途中、年度終わりのタイミングを中心に、必要に応じて臨時の会議を開き、様々な共通理解を図ります。

そんな中、昨日は「食物アレルギー対応委員会」を開催しました。
近年、さまざまなアレルゲンの対応が必要になっていることから、全職員で、「誰(児童)が、どんな対応が必要か」ということを中心に共通理解を図り、緊急時の対応、エピペンの使用方法などをも確認するものです。

命に関わることも考えられることから、細かなことまで、確認をしていきます。
特に、担任が不在の時に替わって学級対応した職員も、詳細をつかんでおかなければならず、「知らなかった」では済まされません。そういう意味でも、全職員で、きめ細かく情報を共有し、対応を図っていきます。

本校は、そんな対応として、主に以下のような実践をしています。



●アレルギー対応が必要な児童について、学級の児童との共通理解
●該当学級の全児童が、アレルゲンとなる食材を把握するための「見える化」の実施
●エピペン、内服薬が入っている児童のランドセルのロッカーの位置の固定化(どの学年においても、上段左)
●各フロアに簡易担架の設置
●専門医による講習の実施
●江南市消防署と連携した緊急時対応訓練の実施


幸い、これまで、重大な事故に至ったことはありませんが、「これだけしておけば大丈夫」というものでもなく、常に、できることを考え、教職員の意識や対応力を高めるための工夫を図っています。

学校には「一人一人が安心して元気に学校に通えるようにするため」の会議がいくつもあります。今日は、そんな会議の一つを紹介いたしました。

(上図のリーフレットはこちら↓)
知っておきたい学校生活と食物アレルギー(愛知県)