2017.4.13 3・3・3の法則
- 公開日
- 2017/04/13
- 更新日
- 2017/04/13
校長室から
「3・3・3の法則」というものがあります。
これは、業界や業種、立場によって、様々なバージョンがあるため、一概に「これだ」というものはありませんが、一般的には次のように言われています。
何か目標を決めたら、「3日坊主」という言葉があるように、最初の3日を続け、その3日を超えることが1つ目のハードルとなる。
3日を超えたら、3週間続けることを目標にする。3週間続けられたら、3ヶ月を目標に。3ヶ月続けることができたら、その後は、目標達成に向けて、軌道に乗っていくだろう。
というものです。これを「学校現場」に当てはめてみると、最初の「3」は、文字通り「3日」ですが、2つ目の「3」は、「3週間」となり、すなわち「4月」となります。そして、3つめの「3」は、「3ヶ月」となり、ほぼ「1学期」となります。
最初の3日間で、様々なルールについて確認をします。そのルールがきちんとできているかどうか、4月の間(3週間)は、何度も確認して、定着を図ります。当番など一回りする4月が終わると、さらにタイミングを見極めながら、1学期間(3ヶ月)の指導を継続します。6〜7月頃に、細かな指導を繰り返さなくても、自分たちで問題なく守ることができていれば、その後の一年間は、軌道に乗っていくことでしょう。
そこで、各学級の担任は、「朝・帰りの会」「給食」「掃除」「授業」などの、細かなルールなどを、この時期に指導を重ねていきます。
他には、横浜市の元教員である野中信行さんが提唱する、もう少しスパンの短い「3・7・30の法則」(3日間・1週間・1ヶ月)というものもあったりしますが、考え方は、同じです。
まだまだ、この時期は、毎日の細かな指導が大切な時期です。
ぜひ、ご家庭でも、この時期に、様々なルールやルーティーンを確立していただき、セルフコントロールできる力を育んでいただけると幸いです。
(※写真は、2年生の体育館シューズの下駄箱。こちらも、きちんと揃って「ABC」がバッチリです)