2017.6.2 自然に触れることの魅力
- 公開日
- 2017/06/02
- 更新日
- 2017/06/02
校長室から
「校長先生、見て見てぇ!」と3年生の女の子達が駆け寄ってきます。
「ツマグロヒョウモンの幼虫が3匹もいるよ!」
「大きさがバラバラなんだよ!」
「校長先生も触ってみますか?」
大盛り上がりです。
3年生は、今、ツマグロヒョウモンの成長の様子を観察しています。目に見えて分かる成長具合は、見ている者に好奇心をかき立てます。
「今の子はゲームばかりしているから、自然現象に対する興味がないのでは」という声を聞くことがあります。
確かに、「ゲーム好き」は多いと思いますが、「自然嫌い」ではないと思います。
自然に触れるきっかけさえあれば、「食いつき具合」は、今も昔も変わらないように思います。
朝日を見て、感動する。
金星や火星を見て、感動する。
昆虫や動物など、新しい命の誕生を見て感動する。
植物の生長を見て感動する。
雪の結晶を見て感動する。
水の透明度に感動する…。
感動できる場面は、たくさんあります。
慌ただしい現代だからこそ、ひょっとしたら、そんな瞬間を見逃しているだけかもしれません。
きっかけさえ与えれば、その後、スイッチが入り、そちらの方面に興味関心をもち、多くの知識を吸収する子もいることでしょう。
デジタルに囲まれ、毎日忙しく過ごしている子どもたちだからこそ、私たち大人は、できるだけ自然に触れるきっかけを与えてあげないといけないな、3年生の女の子達から思わされた瞬間でした。