2017.6.5 歯と口の健康週間
- 公開日
- 2017/06/05
- 更新日
- 2017/06/05
校長室から
「今日の給食」記事でも掲載したように、6月4日〜10日は、「歯と口の健康週間」です。
給食センターが作成する今月の献立表にも掲載されていますが、「よくかむ8つの効果」として「卑弥呼の歯がいーぜ(ひみのはがいーぜ)」という言葉があります。
一説によると、卑弥呼がいたと言われる弥生時代は、じっくり時間をかけて食事をしていたと言われます。それも、噛む回数が、現代の「600回」と言われる回数の、約7倍にあたる「4,000回」もあったと言われます。驚きの回数です。
すでにご存じの方もみえると想いますが、「8020推進財団」のサイトには、その効用が以下のように描かれているので、引用させていただきます。
なぜ、いいのか、ここで確認をしてみましょう。
ひ:肥満を防ぐ
…よく噛むと脳にある満腹中枢が働いて、私たちは満腹を感じます。 よく噛まずに早く食べると、満腹中枢が働く前に食べ過ぎてしまい、その結果太ります。 よく噛むことこそダイエットの基本です。
み:味覚の発達
…よく噛むと、食べもの本来の味がわかります。人は濃い味にはすぐに慣れてしまいます。できるだけ薄味にし、よく噛んで食材そのものの持ち味を味わうよう、心がけましょう。
こ:言葉の発音がはっきり
…歯並びがよく、口をはっきり開けて話すと、きれいな発音ができます。よく噛むことは、口のまわりの筋肉を使いますから、表情がとても豊かになります。元気な顔、若々しい笑顔は、あなたのかけがえのない財産です。
の:脳の発達
…よく噛む運動は脳細胞の動きを活発化します。あごを開けたり閉じたりすることで、 脳に酸素と栄養を送り、活性化するのです。子どもの知育を助け、 高齢者は認知症の予防に大いに役立ちます。
は:歯の病気を防ぐ
…よく噛むと唾液がたくさん出て、口の中をきれいにします。この唾液の働きが、 虫歯になりかかった歯の表面をもとに戻したり、細菌感染を防いだりして、 虫歯や歯周病を防ぐのです。
が:がんを防ぐ
…唾液に含まれる酵素には、発がん物質の発がん作用を消す働きがあるといわれ、それには食物を30秒以上唾液に浸すのが効果的なのだとか。「ひと口で30回以上噛みましょう」 とよく言いますが、よく噛むことで、がんも防げるのです。
いー:胃腸の働きを促進する
…「歯丈夫、胃丈夫、大丈夫」と言われるように、よく噛むと消化酵素がたくさん出ますが、食べものがきちんと咀嚼されないと、胃腸障害や栄養の偏りの原因となりがちです。偏食なく、 なんでも食べることが、生活習慣病予防にはいちばんです。
ぜ:全身の体力向上と全力投球
…「ここ一番」力が必要なとき、ぐっと力を入れて噛みしめたいときに、丈夫な歯がなければ力が出ません。よく噛んで歯を食いしばることで、力がわき、 日常生活への自信も生まれます。
ということで、しっかり噛むことで、数々のメリットがあることが分かります。
忙しい現代人は、食事時間も短く、なかなかしっかり噛んでの食事は難しいところもありますが、この機会に、子どもたちの様子を確認し、少しでも、よく噛む習慣が身につくようにしたいものです。
(※関連サイトはこちらをクリック↓)
■噛む8大効果|自分の歯とお口を守る基礎知識|8020推進財団
■8020推進財団