2017.7.17 宗次徳二氏講演会
- 公開日
- 2017/07/18
- 更新日
- 2017/07/18
校長室から
昨日、扶桑文化会館で行われた、丹羽青年会議所主催の講演会に行きました。
講師は、カレーハウス「CoCo壱番屋」創業者である宗次徳二氏。「私のまちに今わたしができること」という演題で、笑いあり、心に落ちるフレーズあり、とあっという間の60分間でした。
ところで、宗次徳二氏と言えば、冒頭のように、CoCo壱番屋を創業し、その経営手腕は多くのビジネスマンが注目するところです。しかし、その起業までの道のりは、なかなか壮絶なものでした。
(「Wikipedia」にその略歴が掲載されています。ご覧ください←水色文字をクリック)
しかし、CoCo壱番屋の経営が軌道に乗ると、経営の一線から退き、NPO法人イエロー・エンジェルを設立し、様々な支援活動や文化事業を行っています。
そんな宗次氏が、実践されていることの代表的なものと言えば、毎朝、3時55分(「さあ、ゴーゴー」の語呂合わせ)に起床し、4時45分から行う、職場周辺(宗次ホールから駅までの約400m)の掃除です。
講演会などで、名古屋を離れるときなどを除き、土日も休みなく、年間350日ほど行っていると言っていました。「経営は、みなさんのおかげで成り立っている。だから、最後は地域に返すことをする」と言う、宗次氏。すばらしい実践家です。
その実践家が、演題の「私のまちに今わたしができること」は何か、ということについて語っていただきました。
以下は、その記録の一部です。(※文責校長)
・今わたしができること 何でもイイ。「向こう三軒掃き掃除をする」でいいじゃないか。掃除をして、人に会えばあいさつもするでしょう。
・花を植える、草をとる、あいさつをする…。丹羽青年会議所は、五条川の清掃を年に1回していると言う。それを月に1回にしてもいい。
・自分でできることをすればいい。時間があれば時間をかける。汗をかく。「できるようになったらしますね」ではなく、今してはどうか。
・やるかやらないか、するかしないか、一歩踏み出したら続けるかどうか。
・思いがあれば智恵が湧く。
などです。
終始、笑いをちりばめながら、穏やかに話をされ、しかし、核心を得たひとことをシャープに言い切る講演会は、充実した60分間でした。
(※関係サイトはこちら)
■壱番屋創業者特別顧問 宗次徳二(カレーハウスCoCo壱番屋創業者)オフィシャルホームページ
■特定非営利活動法人 イエロー・エンジェル
■Wikipedia 宗次徳二
(画像は、今回の講演会のリーフレットの一部です)