2017.7.30 こども20年変化
- 公開日
- 2017/07/30
- 更新日
- 2017/07/30
校長室から
博報堂生活総合研究所が、6月、7月(続報)の2回に分けて「こども20年変化」の調査結果を発表しました。これは、1997年、2007年、2017年と、10年ごとに小学4年生から中学2年生までの子どもたちを対象に行ったアンケート調査の結果です。
20年で、子どもたちの思いや価値観などがどのように変容してきたのかが分かる、なかなか興味深いものです。特に低学年の古北っ子のお父さん、お母さんの中には、1997年が中学生くらいという方もみえるのではないでしょうか。自分たちの時代と比較すると、考えるところがあるかもしれません。
調査結果を読み解くと、次のようになります。
豊かな時代となり、流行に対する興味や物欲が少なくなりつつあります。一方、スマートフォンなどの機器を欲し、自分で必要な情報を見つけ出すも、ネットの情報より、テレビの情報の方が正しいという、冷静な判断を持ち合わせています。
また、遊びより勉強を重視する傾向にあり、海外よりも自国への感心が高まりつつあります…。
個人的に思うのは、ネットが普及していなかった昔と、あらゆる情報がネットを通して手に入る現代とで、物事に対する考え方や価値観が随分と変わったのではないか、ということ。
よって、現代は、見たり聞いたりはできるかもしれませんが、その中から、自分が必要とすること、あるいはしてみたいことを選択し、これからは「体験」することが大切になってくるように思います。しかし、そんな体験も「バーチャル」な世界でコトを済ますような時代になってしまっては、寂しく思いますが…。
次回の2027年の調査はどんな結果になっているのでしょうか。興味深いところです。
(※関係サイトはこちら↓(PDFファイル))
■「こども20年変化」調査結果を発表
■「こども20年変化」調査結果続報を発表