2017.8.28 子育てカウンター
- 公開日
- 2017/08/28
- 更新日
- 2017/08/28
校長室から
中日新聞が発行する「こどもウィークリー」。8月26日(土)付のウィークリーには、リレーコラム「親の時間 子の時間」に、筆者山崎洋実さんの「子育ては、いつか必ず終わりがきます。永遠には続かないのです。」という書き出しで始まる、興味深いコラムが書かれていたので、引用させていただきます。
子育ては、いつか必ず終わりがきます。永遠には続かないのです。
例えば、オムツ替えは、子ども一人につき六千回だそうです。子育てにまつわるカウンターは毎日減り続けています。
でも、残念なことに「いつが最後か」は分かりません。ある日突然オムツが外れる、ある日突然手をつながなくなる…。予告なく終わっていきます。
(中略)
子育ては残念ながら「これが最後のオムツ替え」「これが最後の動物園」などと味わい尽くして終われないのです。
小学生の間は、親と子ががっつり関われる最後の時。日々、いろんな子育てカウンターが「カチッ、カチッ」と音を立てています。「これが最後かも」と意識してみると、日常の何気ないことに、たくさんの幸せがあることを再確認できるはずです。
「一緒に買い物行かない?」と聞いても「行かない」と呟かれる日が、小学生を卒業するとやってきます(小学生の間にやってくる場合も…)。
子どもと関われる期間は、意外と長くないことに気づかされます。
我が家でも、子どもたちが、中学生、高校生になると、一気に家族そろって過ごす時間は減り、食事さえ、そろって食べることが随分少なくなりました。
相田みつをさんの詩に「しあわせは いつも じぶんの こころが きめる」というものがあります。
ついつい叱ったり、小言を言ってしまったりすることは多くなりがちです。しかし、子育てカウンターが減る中、こうして、子どもたちと関われる何気ないことを「しあわせ」と感じることができれば、コラムの結びにあるように、身の回りには、ずいぶんと「たくさんの幸せ」があることに再確認できるでしょう。
と言っても、夏休みの最後になると、小言が…。いえいえ、そこはグッと飲み込んで、笑顔で「もうすぐ2学期よ」と、切り返してはいかがでしょうか(笑)^^