2017.9.3 もう一つの「金」
- 公開日
- 2017/09/03
- 更新日
- 2017/09/03
校長室から
台湾で行われていた2年に一度の「大学生のオリンピック」こと「ユニバーシアード大会」が、8月30日に閉幕しました。
大会では、日本が大健闘し、「金メダル 37個」「金銀銅メダル 計101個」と、どちらの数もトップとなりました。
そんな中、ニュースやネットを賑わしているニュースがあります。
ちょうど、昨日(9/2)付中日新聞夕刊のコラム「球は転々…」(スポーツライター 財徳健治)にも紹介されていたので、引用させていただきます。
(前略)
その台湾から「もう一つの金メダル」の話題がインターネットを通じて届いた。
同29日朝のこと。選手村近くの公園を掃除する若者たちの姿が目撃された。住民は「清掃業者だろう」と思ったが、来ていたシャツの背中には「JAPAN」の文字があった。サッカー日本代表選手たちだった。
講演を散歩していて、ゴミが散乱しているのを目にし、誰に頼まれたわけでもなく自主的にほうきとごみ袋を手に集まったという。現地の報道によると、先導した旗手怜央(はたて れお)選手(順大2年、静岡学園高出)は「公園は子どもが遊ぶ場所だからきれいにしておかないと、と思った」と話している。
(中略)
日本代表はその夜、フランスとの決勝戦を控えていた。いやでも気持ちが高ぶる決戦当日の朝に、かくもすがすがしい行為ができるとは。彼らはフランスを1−0で下し、3大会ぶり6度目の優勝を手にした。(後略)
選手のみなさん、素敵ですね。そして、その後の試合に勝つところが、またカッコイイですね。
私たち日本人にとって、うれしいニュースですが、「ゴミのない環境」というのは、当たり前と言えば当たり前のことかもしれません。
ちなみに、サッカー界では、これまでも国際大会が行われると、「日本代表が使用した後のロッカールームがとてもきれいで驚いた」「日本代表が、試合終了後、ピッチのPETボトルを率先して拾い片付けていた」ということがしばしば現地のニュースで取り上げられています。サポーターのスタジアムの片付けをする姿は、すっかり世界的に有名になっています。サッカー界だけでなく、野球界でも国際試合が行われると、同様に試合後のベンチの差が話題になることもありました(参照:2014.11.20 文化の違い、とは言え・・・←クリック)。
古北っ子も、修学旅行や自然教室、遠足などの校外学習等で、「来たときよりも美しく」と、学校で心がけている「ABC」同様に、掃除や片付けをしっかりと行ってくれます。
きれいで整っている環境は、心を穏やかにし、人々の笑顔を増やします。
古北っ子のみなさん、2学期も「ABCを大切に」し、身の回りの環境を整えていきましょうね。
(画像:蔡淑君facebookより引用)