2017.9.19 タブレット1人1台
- 公開日
- 2017/09/19
- 更新日
- 2017/09/19
校長室から
今夏に整備されたタブレットPCを始めとしたICT機器については、本HPでも、これまでもその活用法や可能性について紹介をしてきました。そんな中、本日は、4年生の授業で、また新たな試みを行いました。
コンピュータルームに導入されたコンピュータは「2in1」というタイプの画面がキーボードと脱着できるタブレットPCです。そのタブレット部分をコンピュータルームから持ち出し、通常の教室で活用しようというものです。
教師が持つ「親機」から、35台の児童の「子機」へ、教材が一斉送信できるのか、逆に、回収ができるのか、といったハード面の確認から、学びを深めるための活用法の確認など、今後の授業の形を考える「提案型授業」が行われました。
児童のタブレットPCの操作は慣れたものです。ペンを片手にテンポ良く操作を進めていきます。さすが「DS世代」です。
心配していた、教材の送信・回収もストレスなく行え、全児童の画面が、写真左中のように、一覧になって表れます。これで課題を解く進捗状況も一目瞭然です。
そして、グループ内で、一人ずつ別々に与えられた課題を解き、その解法について議論する場面では、写真左下のように、積極的な交流が生まれていました。学びを深める一助になりそうです。
最後に、全体の前で説明をする場面では、代表児童のタブレット画面を大きく映し出し、全体の前でその説明を行いました。「個→グループ→全体→個」と、様々な関わりの中で、思考を巡らせることができ、今後の可能性を広げてくれそうな一連の流れでした。
しかし、タブレットありきの授業をすることが目的ではありません。本授業のように、思考の幅を広げ、テンポ良く進めるのに活用するのが本来の目的です。
本授業を見た先生方が、またそれぞれの授業を展開してくれることと思います。そんな授業があれば、また、ここで紹介していきたいと思います。