学校日記

2017.10.18 教育研究会

公開日
2017/10/18
更新日
2017/10/18

校長室から

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愛知県の小中学校の先生は、教師の力量向上のために、尾張であれば「尾張教育研究会」、三河であれば「三河教育研究会」というものに所属し、それぞれが所属する教科等の研鑽を図っていきます。ちなみに、江南・犬山・岩倉の三市と丹羽郡で、「尾張教育研究会丹葉支部」という支部を形成し、地区で活動をしています。

具体的に言えば、本校の23人の教員が、丹葉支部の「国語、社会、算数・数学、理科、生活、英語、音楽、造形(図工・美術)、書(書道)、家庭、技術・家庭、体育、保険、道徳、特別支援教育、生徒指導、図書館教育、視聴覚教育、統計教育、特別活動、総合的な学習」という21の教科・分野に、一人1〜2つの教科・分野に所属し、一年間、もしくは所属先によっては複数年で研究を重ね、それぞれの教科・分野内での研鑽を図っていきます。

ちょうど、昨日(17日)と、明後日(20日)は、その中でも、7つの教科に所属する先生方が、それぞれの会場に集まって、どの教科等でも行うことになっている「3年に一度」の研究発表会を行います。

研究発表会は、授業に参観し研究協議をする教科、実践発表を聴き研究協議をする教科、さらに外部(大学、他校)から指導者を招聘し指導・助言を仰ぐなど、それぞれの研究発表会のスタイルがありますが、他校の実践を見たり、聴いたりすることで、参加する先生方にとって、新しい発見があったり、学ぶところがあったりします。

さらに、これらが「愛知県」「東海・北陸」「全国」という枠組みで広がるものもあり、場合によっては、この地区からも、三河地方で発表する先生がいたり、福井市で発表する先生がいたり、秋田県で発表したりする先生もいることがあります。

日本の教員は、こうして、それぞれの教科・分野の指導に磨きをかけるという文化があります。世界でも珍しい文化のようです。

学習指導要領に則り、全国で一律な指導をしつつも、ただ指導をするだけでよしとせず、全ては子どもたちのためにと、常に高みをめざす日本の先生方が多くいることを知っておいていただければ、と思います。

(※写真は、私が所属する特別支援教育部の研究発表会のワンシーンです)