2017.11.26 横綱白鵬
- 公開日
- 2017/11/26
- 更新日
- 2017/11/26
校長室から
本日をもって、今年最後の場所となる「九州場所」が終わりましたが、ちょうど昨日、横綱白鵬が前人未踏の「40回目」の優勝を決めました。これまでの力士の優勝回数は、白鵬の39回、大鵬の32回、千代の富士の31回となっており、この3人のみが、「30台」の記録を残しています。「40台」は、白鵬が初めてです。
調べてみると、その他にも数々の記録を更新しています。
◆幕内勝利数 970 (2位:魁皇 879 3位:千代の富士 807)
◆・生涯通算勝利(幕下を含む回数) 1064 (2位:魁皇 1047 3位:千代の富士 1045)
◆・全勝優勝 13 (2位:大鵬 8 3位:双葉山 8)
その他にも、「幕内連続2桁勝利」「年間最多勝数」「横綱としての勝利数」などがあります。
今後、更新しそうな記録が他にもあります。横綱在位数が現在「62場所」で、北の湖の「63場所」のタイ記録にあと「1」に迫っており、「初場所」で達成が並びそうです。また、前人未踏の「幕内1000勝」もあと30となり、あと三場所あれば、可能な数字です。
双葉山の69連勝という記録(白鵬は62連勝)もあります。しかし、とてつもない数字だけに、厳しいことが予想されますが、その日を見たいものです。
そんな白鵬が、大鵬と対談した際に、こんな言葉を残しています。
「相撲や武道は『心・技・体』」が大切だと言われていますが『体・技・心』でも『技・体・心』でもない。やっぱり『心』が一番上です。体を作ることや技を磨くことと比べて、心を育てるのは難しい。けれども勝つためには、心が8割、技が2割、体はゼロじゃないかと思います」
「横綱と言っても、厳しい稽古を積んできた関取を相手に、ちょっとでも気持ちが弱くなってしまったら負ける」ということも言っており、いかに、「心」を大切にしているか、がよく分かります。
私は、そのレベルには、とても達することは難しいと思いますが、大切にしたい考えだと思いました。古北っ子の皆さんも、成長するにつれて、そんな意味が分かってくるように思います。
今日も勝利して、優勝に花を添えた、白鵬。現在話題になっている諸々の問題をはっきりと、そしてスッキリさせ、大相撲が、初場所からまた盛り上がることを大いに期待したいところです。