2017.11.28 授業アイデアを練る
- 公開日
- 2017/11/28
- 更新日
- 2017/11/28
校長室から
今夏導入されたタブレットPCとそれにまつわる環境には、様々な機能が搭載されています。現在、活用はしているものの、まだまだ始めたばかりで、「知らない機能を知る」ことも多々あります。特に、児童一人一台で活用することも可能となり、力をつける手立てであったり、学び合う手立てであったりと、様々な授業アイデアがまだまだ出せそうです。
そんな中、昨日は、4年生の授業で、タブレットPCを一人一台もち、意見の交流を目的とした活用法について、その操作方法の習得を学習している場面がありました。
写真は、そのワンシーンです。以下のようなことを行っています。
・写真左上:グループを指定します。今回は、周辺の座席で4人1グループとして、番号を割り当てます。
・写真右上:一人一台で、記述を行います。本字は「古北小のいいところ」というテーマで記述しています。
・写真左下:グループ内の記述が画面左横に一人ずつスライドになって表示されます。
・写真右下:何も記述されていないスライドを用意しておき、そこに、自分の意見をドラッグして移動し、ひとまとめにしています(※今回は、誰が書いたか分かりやすいように、グループ内で色分けをして記述をしています)。
考え方としては、「紙や付箋に、自分の意見を書いて、それをグループ内で一つのシートにまとめる」といったスタイルです。
今回は、操作方法を習得するために、近くの座席の4人グループで行っているため、実際には、タブレットPCを使うことはあまり必要ないように思います。
しかし、この機能を用いて、離れている座席の児童で考えを共有する形にすると、ICT機器を活用する環境が生きていきます。
例えば、「賛成」を「グループ1」に、「反対」を「グループ2」に、「どちらとも言えない」を「グループ3」と、自分の立場をはっきりさせた上で、書き込みをすれば、そのグループの意見が並びます。書いたその場でリアルタイムに意見が並んでいく様子は、瞬時に、その意見を読み取ることができます。
その上で、「賛成」「反対」「どちらとも言えない」の立場で議論することが可能になります。
また、他には、一つの図に離れた座席の児童どうしが、書き込みをすることも可能になります。
写真左上にある「画面合体」の機能を用いれば、多くの情報を大きく並べることも可能になります。
こうした授業アイデアを考えるのは、教員にとって「楽しい」ところでもあります。子どもたちの力を高めるべく、有効な活用方法を共有し、授業に活かしていきたいと考えています。