2017.12.4 朝礼校長講話
- 公開日
- 2017/12/04
- 更新日
- 2017/12/04
校長室から
今日は、以下のような講話をしました。
12月4日から12月10日は「○○週間」です。さて、○○には、何が入るでしょう(「人権週間!」の声多数)。そうです。みなさん、よく分かっていますね。
ちょうど、どの学年もDVDを見たり、人権に関する話し合いをしたりしたところですね。
ところで「人権」とはなんでしょう。「人は誰でも、大切な存在であり、平等である」という人が誰でももつ権利のことを言います。
男だから、女だから、お年寄りだから、障がいをもった人だから…というように、差別をして、平等でない扱いをしてはいけませんよ、ということです。
これらの「人権」は、当たり前のことなので、いつも意識して行動しなければなりません。しかし、「人権週間」を設けることで、この機会に、改めて確認しましょう、という意味もあります。
では、少し、確認しましょう。みなさんの「友だち同士」で何か問題があったりはしませんか…。
例えば、「いじめ」をしたり、「仲間はずれ」をするようなことがあったり、スマートフォンが普及していますが、「LINEで悪口」を言ったりすることがないですか…。
これらは、さっき言った「平等である」ということと反対の行動になります。
「古北っ子は、やさしいですね」「温かい子が多いですね」という声を保護者や地域からよく聴きます。とてもうれしいことです。しかし、「いじめ」や「なかま外れ」があっては、そんな声と逆な古北っ子になってしまいます。
詩人の金子みすゞさんは、「つもった雪」という、こんな詩を残しています。
(詩の朗読)
金子みすゞさんは、人以外の生き物や、モノの気持ちになった詩をいくつも残していますが、この詩も、たくさん積もった雪の、それぞれの位置で積もった雪の気持ちを表しています。
大切なのは、詩のように「それぞれの気持ちになって考えてみること」です。
いじめられている子、悪口を言われている子の気持ちになって考えてみれば、絶対に、そんなことはできないはずです。
ぜひ、「その人の気持ちを考える」そんな古北っ子であってほしいと思います。