学校日記

2017.12.5 一斉起立音読

公開日
2017/12/05
更新日
2017/12/05

校長室から

国語の授業で、教科書の文章を読むときの読み方は、様々な形があります。指名された児童が代表で読んだり、段落や文章毎に列の順で読んだり、教師が範読したりと、目的に応じて、様々な方法をとります。

写真は、上記の方法とは別の「一斉起立音読」という手法の様子です。
指定された箇所を全員が教科書をもって起立し、それぞれのペースで一斉に読んでいきます。そして、読み終えたら、それぞれ着席をしていきます。
 
この狙いは大きく二つあります。
一つは、立って読むことで、全員が確実に読むことに参加できます。代表の児童だけが読み、それ以外の児童は聴く場合は、集中できない児童が生じる場合があります。しかし、こうすることで全員が参加でき、しかも、立つことで緊張感と集中力が加わります。

もう一つは、読み終わったら座ることで、教師は、誰が読み終わり、誰が読み続けているかを把握することができます。必要に応じて支援がしやすくなります。

授業の大前提に「全員が授業に参加する」というものがあります。
本読みであれば、こうした手法を講じたり、意見を言う場合であれば、ペアで意見交流したりすることで、全員が自分の意見を発表することができます。

教師は、45分の授業をいかに集中させ、いかに全員に参加させるか、様々な工夫を施しながら、授業を進めているのです。

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